スイングトレードとは?
外貨を購入してから終了するまでに数日間に渡って保有を続ける取引方法です。
チャートでは、日足や4時間足で方向感を確認して60分足でトレードするポイントを探っていきます。
値幅としては1円以上の値動きで利益を確保していくようになります。
スイングトレードのメリット
スプレッドの割合
スキャルピングと比較した時、狙う値幅は10倍を越えます。
そう考えれば、スプレッドはどんなトレードスタイルであっても一定なのでそれが占める割合も1/10以下になります。
スキャルピングでよく発生してしまう、「スプレッドがなければ勝っていた」という手数料負けが、スイングトレードで起こる可能性は低くなります。
ゆったりとした取引スタイル
スキャルピングはもちろんデイトレードであっても、パソコンの前から目を離すことができない状況に陥ってしまいます。
しかし、スイングトレードでは60分足で取引ポイントを探していくため、チャートについているアラートという機能を使えば問題ないです。
アラートというのは指定した通貨ペアが○○円になったら音で知らせてくれる機能です。
このように、トレードポイントが一瞬ではないので、専業トレーダーでなくても手が出しやすいという長所があります。
スイングトレードのデメリット
比較的バランスの取れた取引スタイルなのですが、精神的要素からくる短所があります。
FX口座を開設したばかりのときはやる気に満ち溢れ、とにかくトレードをして学びたいと考えてしまいます。
しかも、勝っているトレーダーですら待ち時間が長いと言われているにも関わらず、イメージは常にマウスを動かしている感覚です。
それにも関わらずスイングトレードではもっと待ちます。
相場に方向感が出なければ数日トレードをしないこともザラであるため、我慢をできずに本来定めていたルールを破るきっかけが生じる危険性があります。
スイングトレードのまとめ
外貨の購入タイミングが瞬間的ではなく、楽なスタンスで入ることができます。
また、スプレッドの占める割合も小さく、FX初心者にもおススメのできる取引スタイルです。
さらに、普段仕事をしている方もトレードチャンスを掴みやすいです。
ただ、多くのFXサイトを見ているとスイングトレードは「大きく利益を狙う」と書かれているのを目にします。
これに関しては疑問があります。
FXでは資金の2%を1回の取引での最大の損失額とすべきと言われています。
しかし、スイングトレードで利益を大きく狙うというのは損失も大きく取ると判断できます。
そうすれば、1回の取引で資産の10%を失うという可能性も出てきます。
このように損失を大きく許容すればするほど、資金の全てを失う可能性は高くなるのです。
逆にスキャルピングでは利益が取れないと言われていますがそうではなく、トレードで利益を出す場合は取引数量を調整することによって損益を調整するのです。
また、デメリットはあるものも投資や投機の世界に身をおいていれば当然のように存在する短所です。
欲張った利益を狙わないようにして、このスタイルで気長にトレードを学んでいくことをオススメしたいです。