テクニカル分析とは?
テクニカル指標を利用して、過去の値動きと現在の値動きを比較して、類似のパターンが見られることによって将来の相場を予想していくものです。
逆に国や企業の経済などを参考にするものをファンダメンタルズ分析と言います。
ちなみにテクニカル指標とはチャートを様々な角度から計算をして、現在の相場を指標として表したものです。
有名なものとしてはMACDやボリンジャーバンドなどが挙げられます。
テクニカル分析は大きく分けて順張り系、逆張り系、その他の3パターンに大別されます。
トレンドフォロー
順張り系の分析がこれに当たります。
相場が上がるか下がるかの方向感出たときに行うトレード手法で、欧米のトレーダーはこのやり方が王道になっています。
トレンドが発生したときの相場は、上げトレンドならば高値を切り上げて、安値を切り上げます。
また、下げトレンドならば高値を切り下げて、安値を切り下げます。
この流れに合わせ、波に乗って大きな利益を上げていこうとするのが順張りです。
リバウンド狙い
逆張り系の分析がこれに当たります。
値動きに方向感がなく、いわゆるレンジ相場と言われる状態のときに使う手法で、日本の個人投資家はこのやり方でトレードをすることが多いです。
円でドルを買う取引をしようとした場合、値段が下がることによって割安感を感じて手を出すことが多いため、このようなトレーダーが多いのです。
前回につけた安値付近になったら買いエントリーをするか、前回の高値付近になったら売りエントリーを仕掛けていくのが逆張りです。
テクニカル分析のまとめ
テクニカル指標にも多くの種類があるため、その全てを網羅することは不可能です。
また、全てをマスターする必要もないのです。
自分自身は順張り系が得意なのか、逆張り系がいいのか、はたまたその他のやり方が向いているのかを考え、特定のテクニカル分析に強くなることが最善の策です。
と言うのもテクニカル指標に関して誤解をしているケースが多々あるのです。
非常に有名なボリンジャーバンドは数本の線がチャート上に描かれます。
その一番外のバンドか内に値段が収まる確率は95%などと言われたりします。
するとそれを知った多くの人は「基本的に線の中に入るのだから外のラインにタッチをすれば逆張り」と判断をします。
実はそれ自体が間違いで、ボリンジャーバンドはトレンドの発生を示すテクニカル指標であるため、順張りで利用すべきものなのです。
このようにひとつのことに精通しなければ間違った取引をしてしまう危険性は高いのです。
また、株式投資ではテクニカル派とファンダメンタルズ派と両者が多数います。
しかし、FXではテクニカル分析が一般的でこちらをマスターすることによって幅広い金融商品で利益を残せる可能性が高くなります。